3秒ルールの謎と、私たちが忘れてしまった「菌」との共生

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みなさんは子供の頃、床に落ちた食べ物を「3秒ルール!」と言って拾って食べた経験はありませんか?

「なんで3秒なんだろう?」と、ふと不思議に思いますよね。
きっとそこに科学的な根拠はなくて、「すぐに拾って食べれば汚くないよ」という、おおらかな意識付けや、食べ物を粗末にしないための教育だったのかな、と最近思っています。

実際、私たちの周りは菌だらけです。
腸内細菌の中で最大の勢力を誇る「日和見菌(ひよりみきん)」には土壌微生物が多く、私たちは常に地球の菌たちと触れ合って生きています。

もしも地球上に菌がいなくなったら、あらゆる生き物の死骸が分解されずにそこら中に溢れかえり、あっという間に地球は住めない場所になってしまうでしょう。
「菌たちのおかげで、すべての生き物は生かされている」と言っても、決して過言ではありません。

「除菌」の国、日本。キレイ好きがもたらす盲点
それなのに、今の日本は「菌=悪者」として、どこに行っても除菌、除菌、除菌……。
過剰な清潔志向が、皮肉にも私たちの免疫力を低下させる原因を作ってしまっています。

ライフヘルスコーチの視点でお伝えすると、外側のあらゆる菌を神経質に排除しすぎる環境は、私たちの体が本来持っているはずの「内なる防衛センサー」をどんどん鈍らせてしまいます。体からの微細なサインや環境への適応力を失い、内なる声が聞こえなくなってしまう。これこそが、現代人に増えている「サイレント・ボディ(沈黙の体)」の隠れた原因でもあるのです。

実は、日本人の「キレイ好き」は、目に見える環境だけでなく、私たちが使う「言葉」にまで及んでいるのをご存知でしょうか。

ここで、一つクイズです。
この漢字、何と読むか知っていますか?

「黴雨」





正解は「ばいう」です。

そう、今私たちが使っている「梅雨(つゆ・ばいう)」のことです。

梅雨の時期は、雨でジメジメして「カビ」が生えやすいですよね。
カビは漢字で「黴」と書きます。みんなが知っているバイ菌の「黴」です。
だから本来は、カビが生えるくらい雨が降る6月のことを「黴雨」と書き、そう呼ばれていました。

しかし、キレイ好きな日本人は「カビの雨」という響きや字面を嫌い、同じ音である「梅(バイ)」の字を当て字として用いるようになったと言われています。
言葉の響きまでキレイにしてしまうなんて、なんとも日本人らしいエピソードですよね。

私たちの「体」こそが、最大の生命の星
言葉や身の回りをどんなにキレイに整えても、皮肉なことに、私たちの体の内側には、それこそ数え切れないほどの菌たちがひしめき合って暮らしています。

驚くべきことに、地球上で最も細菌が密集している場所は、豊かな森でも土の中でもなく、人間の腸管(腸の中)なのです。

私たちは誰もが、自分自身の体の中に「100兆個もの命が暮らす小さな地球」を抱えて生きています。この内なる生態系を大切に育み、菌たちと心地よく共生していくこと。それこそが、私たちが人生を120%楽しむための土台となる、最高の「健康資産設計」にほかなりません。

菌を敵として徹底的に排除するのか、それとも大切なパートナーとして共に生きるのか。
落ちたものを3秒で拾っていたあの頃の大らかな感覚は、実は私たちの体が本能的に菌との共生を分かっていたからなのかもしれませんね。

過剰な除菌で体のバリアを弱めてしまう前に、まずは自分の中にいる「菌さんたち」の存在に目を向け、感謝してみませんか?

※当記事は特定の医療行為を推奨、または否定するものではありません。美容目的の自由診療におけるリスクについても、健康コンサルタントの視点から一般的な注意喚起を行うものです。実際の使用に関しては必ず専門医にご相談ください。

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大阪市の淀屋橋/北浜で体のケアをお手伝いしている「まっちゃん先生」です。
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